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皮膚科メモ:なおこ皮膚科クリニックでできること

皮膚科であつかう病気は、赤ちゃんのおむつかぶれ、お母さんの手荒れから、ほくろ、水虫、あざ、しみ、いぼ・・・・・と、皮膚に症状のあるものなら、すべて皮膚科で大丈夫です。皮膚に何もなくても、かゆい、いたい、しびれる・・・・と、何かしら症状がある場合には、とりあえず、皮膚科に行く・・・というのは、正解です。皮膚の疾患かどうか、皮膚科で診断治療できるものかどうかを判断して、道案内する役目も、皮膚科の仕事の一つと考えています。

当院でできる診断・治療について、ご説明します。

A:当院でできる検査

1.顕微鏡検査:

水虫かどうか、疥癬や頭じらみなどの虫がいないかどうか、皮膚の一部や髪の毛についている卵らしきものを顕微鏡で検査して調べます。

2.ダーモスコピー:

ほくろやいぼは、目で見ただけでは、ほくろなのか、悪性の皮膚ガンなのか、判断のつかないことがよくあります。そのような場合に、顕微鏡よりは、もっと簡単に、皮膚を拡大してみる検査です。当院では、カメラ付きのものを使っていますので、背中のほくろなど、ご自身では見えないところのできものも、写真にしてその場でみていただき、ご説明しています。

3.アレルギー検査:

採血によるアレルギー検査は、もちろんできますが、それ以外に、金属かぶれなどのかぶれの検査は、パッチテストという方法で検査します。パッチテストは、かぶれの原因と思われる金属や、薬品、化粧品などを皮膚に貼って、その反応を見る検査です。

4.生検:

皮疹や腫瘍が、いったい何なのか、皮膚を少し切り取って、病理組織検査という検査に出して、判断する方法です。特に、できものが、良性か、悪性かを決めるときには、とても重要な検査です。

B:当院でできる治療

1.紫外線照射:ナローバンドUVB

尋常性乾癬、白斑などは、紫外線を浴びるとよくなることが知られています。当院では、主にナローバンドUVB照射の治療法を行っています。

効果があるといわれている疾患は、乾癬、白斑、掌せき膿ほう症、アトピー性皮膚炎、痒疹、紅皮症、円形脱毛症と、いろいろあります。

2.ルビーレーザー治療

シミ、そばかすと思っていても、実は、大人になってからできるあざのこともあります。黒や茶色、青いあざは、ルビーレーザーで、治療することができます。異所性蒙古斑、太田母斑、両側性後天性太田母斑用色素斑、扁平母斑、外傷性刺青は、保険で治療できます。

3.ダイレーザー治療:Vビーム

Vビームは色素ダイレーザーの1種で、赤い色に吸収されるレーザー光線を出すため、赤いあざなどの治療が可能です。いちご状血管種、単純性血管種の他、毛細血管拡張症、赤ら顔、にきび、きずあと、いぼにも効果がみとめられています。生まれてすぐの赤ちゃんの治療も行っていますので、お気軽にご相談ください。

4.手術

ほくろ、いぼ、粉瘤などの皮膚腫瘍の手術を行っています。腫瘍の種類と大きさによって、液体窒素という冷たい液体で凍らせて治療する場合、炭酸ガスレーザーという機械を使って手術する場合、メスで、切除する場合があります。ご本人とよく相談して決めますので、まず、ご来院ください。